企業統合の必要性と効果

ビジネス

少子高齢化による後継者問題や景気の減退などによって、日本国内の中小企業は需要不足から統合による生き残りを模索しています。いわゆる企業買収というものですが、買収はする側とされる側どちらにとっても必要とされているのが現状です。少ない需要を企業同士で奪い合うことで共に疲弊しますし、供給過多を改善するには統合によって緩和するのが自然な流れと言って良いでしょう。また、買収による企業統合は様々なメリットも生み出します。例えば統合することによる相乗効果で元の価値をさらに上げる「シナジー効果」や、株主の入れ替えによってそれまで非効率だった経営の改善も期待することができます。また、既存の企業価値を下げるような契約を、新しい株主によって見直すことで利益を出すことも可能でしょう。以上のように、企業買収は経営の健全化や効率化を促進し、競争力を高める効果があります。冷え込む日本経済に対処するためのやむない手法というだけでなく、企業価値をより向上させるという前向きな目的も持っているので、現在とても注目されています。

3つのカテゴリーと13のプロセス

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企業買収は主に3つのカテゴに分かれた13程度のプロセスから成り立っています。まず企業買収には仲介する会社を選ばなくてはなりませんが、その前に目的をハッキリさせて戦略を立てる必要があります。なぜ仲介が必要なのかと言いますと、その方が交渉が円滑に進みますし成立の可能性も上がるからです。会社の負担を軽減させるためにも、ノウハウの蓄積された実力と信頼のある仲介会社を探しましょう。また、スキームの作成には法律や財務などの複雑な手続きが多いので、その道のプロである弁護士や税理士の協力も必要となってきます。仲介業者が決まったらいよいよ企業探しに移りますが、メリットやデメリットを把握しつつ、できるだけ相乗効果の期待できるところを選別します。良さそうなところが見つかったら「ノンネームシート」と呼ばれる企業の一部情報のみを記載した資料を提示し、企業買収の意思確認を行います。その名の通り企業名など企業を特定されない程度の情報開示なので安心です。最後はいよいよ企業間の交渉と契約の締結になります。企業のトップ同士で面談し腹を割って話し合うことになりますが、データや数値だけでなく価値観や思いを確認し合う場なので非常に重要です。上手く行けば、その後はより細かい条件面などを詰めていきますが、まずは買い手側から意向表明書を提出し、さらに基本合意契約書を締結します。これによって交渉の独占交渉権が発生し、その後買収監査を経て最終譲渡契約の締結となります。決済や株券などの引き渡しが終わったら実際の統合作業を行います。

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